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  • 福岡詩麻

オルソケラトロジー(ナイトレンズ)


大宮はまだ眼科西口分院ではオルソケラトロジー治療を行っております。


オルソケラトロジー治療とは

オルソケラトロジー治療とは、眠っている間に装用して、日中裸眼で過ごせるようにするコンタクトレンズ(ハードコンタクトレンズ)による視力矯正治療です。

角膜(黒目)の形をわずかに変える作用があり、一晩寝ている間につけて、朝レンズをはずすと、裸眼視力が改善します。

特徴

◆日中裸眼で生活ができます

近視および近視性乱視の方で、起きている時間に、眼鏡をかけたくない、コンタクトレンズをつけたくないという方におすすめです。


◆装用をやめれば角膜形状はもとに戻ります

レーシック(LASIK)と違い、角膜の組織をレーザーで削るわけではないので、レンズの装用を中止すれば、数日で元の角膜の形に戻り、裸眼視力が低下します(可逆性)。見え方には個人差があります。


◆慣れるまで多少時間が必要です

形状が安定するまでに1週間から1ヵ月程度、時間がかかります。

就寝時に装用するため、異物感は少ないですが、ハードコンタクトレンズをつけて就寝することに慣れていただく必要があります。


【おすすめの方】

軽度・中等度の近視の方

裸眼でスポーツを楽しみたい方

眼鏡、日中のコンタクトレンズがわずらわしい方

しっかりと睡眠がとれる方

定期検査に通える方

【適応のない方】

近視度数の強い方、乱視が強い方は矯正効果が出にくいため不向きです

アレルギーやドライアイなど眼疾患のある方

レーシックなどの屈折矯正手術を受けている方

円錐角膜の兆候がある方

その他装用に不適と判断された方

その他、適応検査をしたうえで、治療に不向きと判断されることがありますので、あらかじめご了承ください。

レンズの寿命は通常の高酸素透過性ハードコンタクトレンズと同じくらいです。2年程度で交換が必要になります。定期検診をきちんと受け、レンズの状態を確認してもらい、適切に使用するようにしてください。

オルソケラトロジーのレンズは特殊なレンズですので、ケア用品は指定のものをご利用下さい。

【オルソケラトロジー治療の流れ】

(1)初診

検査と診察を行い、オルソケラトロジー治療が適応かの判断をいたします。

コンタクトレンズを装用されている方はご相談下さい。


(2)お試し装用

1週間装用体験をしていただくことができます。

オルソケラトロジーレンズの取り扱い説明と装用練習を行います。

体験終了後、治療開始されない場合は、コンタクトレンズはご返却いただきます。


(3)治療開始

治療を開始する場合は、同意書にサインをいただきます。


(4)定期検査

治療開始から、1か月後、3か月後、以後3か月ごとに受診していただきます。

定期検査は治療後の安全性・有効性の確認に大変重要ですので、必ず受診してください。

定期検査に受診されない場合は、途中で治療を中止させていただく場合があります。

見え方が急に変化したり、何か異常を感じたりした場合は、決められた検査日以外でも受診してください。

【合併症】

従来の昼間装用ハードコンタクトレンズと同じ合併症がおこる可能性があります。

必ず定期健診を受け、眼科専門医の指示に従い使用してください。


■角膜感染症

コンタクトレンズの洗浄が十分でなかったり、レンズケースの清潔が保たれていない場合、レンズをさわる前に手を洗っていなかったりすると、角膜感染症を起こすことがあります。なかでも、緑膿菌やアカントアメーバによる感染では、視力低下や重篤な場合失明につながることがあります。角膜感染症は通常のハードコンタクトレンズでも起こりますが、オルソケラトロジーのレンズは通常のレンズとは形状が異なるため、洗浄が不十分になることがあります。コンタクトレンズを取り扱う前はよく手を洗ってください。コンタクトレンズをはずした後、きちんと洗浄する習慣をつけてください。レンズケースはコンタクトをはめた際に、流水で洗浄し、就寝中は乾燥させるようにしてください。定期的にケースを新しいものに交換して下さい。

充血や異物感、痛みなどの症状が出た場合は、レンズの装用を中止して、早急に診察を受けてください。


■その他

オルソケラトロジーレンズを装用することで、角膜に傷やにごり、むくみなどの眼障害の危険があります。メヤニ、充血、涙目、見え方に変化があったときは、すぐに装用を中止して、眼科専門医を受診するようにしてください。

オルソケラトロジーレンズを適切に装用しても、角膜内皮障害、巨大乳頭結膜炎などの眼障害が発生するおそれがあるので、自覚症状がなくても、定期検査を必ず受けるようにしてください。


【注意点】

視力が安定するまで見え方が変動することがあります。

夜間にまぶしかったり、にじんで見えたりする可能性があります(ハロー・グレア)

レンズを装用開始した後に、眼疾患や体調の変化、生活環境の変化により、レンズの装用をおすすめできなくなることがあります。治療中止、終了となった場合は、レンズをご返却いただきます。

【レンズの種類】

当院では、SEED社のブレスオーコレクトと、ケイシカイメディカル・ジャパン社のクワトロレンズを処方しております。


※2023年8月より、クワトロの取り扱いを停止しております。

【費用】

オルソケラトロジー治療は、健康保険適用外のため、検査・費用は自由診療です。

健康保険は使えませんが、医療費控除が受けられます(領収書が必要です)。

その他、点眼薬、ケア用品については別途費用がかかります。







※2023年8月よりクワトロの取り扱いを停止しております。



★オルソケラトロジー治療は予約制です。

ご希望の方は、当院医師もしくはスタッフにご相談ください。

福岡院長もしくは濱田理事長外来が担当いたします。



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その他、詳しくは、こちらをご覧ください。




オルソためそ。(オルソケラトロジーに関するホームページ)








(2021/5、2022/12、2023/1月、8月、9月 一部改訂)

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