こんにちは。大宮はまだ眼科西口分院の福岡詩麻です。
2018年2月15~17日に、広島で行われた
角膜カンファランス2017に参加してきました。
今回は、「ジクアホソル点眼液は
マイボーム腺機能不全を伴うドライアイの
涙液油層を増加させる」ことを、
発表させていただきました。
![](https://static.wixstatic.com/media/c07c0e_b2fe0a588b5c42ecaeae4b8db07a07bd~mv2_d_5184_3888_s_4_2.jpg/v1/fill/w_980,h_735,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/c07c0e_b2fe0a588b5c42ecaeae4b8db07a07bd~mv2_d_5184_3888_s_4_2.jpg)
眼の表面は、涙でまもられています。
涙は水分とあぶらとムチンで構成されています。
涙のあぶらは、マイボーム腺というまぶたにある腺から分泌され、
涙の蒸発をふせいでくれています。
ジクアス点眼は、涙の水とムチンを増やすことが知られていますが、
涙のあぶらも増やす効果があります。
気温が低く、乾燥して湿度の低い冬場は、
ドライアイやマイボーム腺機能不全の方にとってはつらい季節ですが、
涙のあぶらの調子をととのえることで、
涙の安定性がよくなります。
![](https://static.wixstatic.com/media/c07c0e_60e710dcbdf34e3cb3b8c5b46b10f08e~mv2_d_5184_3888_s_4_2.jpg/v1/fill/w_980,h_735,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/c07c0e_60e710dcbdf34e3cb3b8c5b46b10f08e~mv2_d_5184_3888_s_4_2.jpg)
共同演者の有田玲子先生(伊藤医院、LIME研究会)と。
今回の角膜カンファランスでは、
2日間にわたりポスター討論の時間があり、
いつも以上に、たくさんの先生方や企業の方に
ご質問、ご意見をいただくことができました。
涙のあぶらへの関心が高くなっていることを実感いたしました。