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臨床眼科学会 その2 発表

  • 執筆者の写真: omiyahamada.west@gmail.com
    omiyahamada.west@gmail.com
  • 2018年10月14日
  • 読了時間: 2分

更新日:2022年4月24日


こんにちは。

大宮はまだ眼科西口分院の福岡詩麻です。

東京国際フォーラムで行われている日本臨床眼科学会で、

昨日、「平戸度島スタディ(MGD検診):

脂質・n-3系脂肪酸とマイボーム腺機能不全との関係」

について講演発表をさせていただきました。

毎年秋に行われる臨床眼科学会は、

春の日本眼科学会とともに、眼科の一番大きな学会です。


  共同演者の有田玲子先生(右側、LIME研究会、伊藤医院)と

長崎県の離島、平戸市度島で、

昨年秋に LIME研究会 と長崎県の眼科の先生方で

全島民の方を対象に疫学調査、平戸度島スタディを行いました。

小学生から90代の方まで、たくさんの方に

眼科検診を受けていただきました。

たくさんの島の方、たくさんの先生方、

たくさんの医療スタッフの方、たくさんの企業の方の

ご協力で検診が行われました。

今回、LIME研究会から、平戸度島スタディの発表が4つあり、

そのひとつを私が担当させていただきました。

私のテーマは、マイボーム腺機能不全と食事との関係です。

マイボーム腺機能不全は、

なみだのアブラが出にくくなったり、質が悪くなって、

なみだが蒸発しやすくなり、

目が乾いたり、ごろごろしたりして調子が悪くなる病気です。

ふだんの食事でどんな食品や栄養素を食べているのかを知るために

東京大学の社会予防疫学教室の佐々木敏教授にご協力いただき、

BDHQという食事質問票を使って、島の方の食事について詳しく調べました。

その結果、男性では差がなかったのですが、

脂質をたくさん食べている女性は、

マイボーム腺機能不全の方が少ないということがわかりました。

ふだんの食事から身体は作られていますので、

健康のために、食べるものはとても大事だと思います!

これからの学会でも、

食事とマイボーム腺機能不全やドライアイの関係について

お伝えしていきます。


  共同演者の白川理香先生(左側、東京大)、有田玲子先生(中央、伊藤医院)と

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