医療法人大宮はまだ眼科西口分院

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  • 福岡詩麻

マイボーム腺講習会


4月9日に、LIME研究会主催マイボーム腺講習会にて、“霰粒腫、大きく切るか、温存するか”というテーマで、慶応大学の野田実香先生とディベートさせていただきました。野田先生は、眼窩眼形成で非常に有名な先生です。


霰粒腫(さんりゅうしゅ)はマイボーム腺というまぶたにあるあぶらの腺がつまってできるしこりです。今回の講習会のテーマである霰粒腫の治療法としては、温存療法、ステロイド注射、切除術があります。野田先生は切除する(切って治す)という立場から、私は温存する(切らずに治す)という立場からお話しさせていただきました。温存療法は、患者さんご自身にご自宅で行っていただく温罨法(あたためる)、リッドハイジーン(まぶたの縁をきれいにする)が主になります。温存療法は古くからある治療法ですが、霰粒腫に一定の効果がある(治癒率30-80%)と報告されています。ご自分で行っていただくケアですので根気と時間は少々必要ですが、霰粒腫がたくさんできてしまう方、とくにデモデックス(まつげダニ)がいる方の再発予防にも効果が高いことが最近報告されています。野田先生の手術のお話も大変勉強になりましたし、会場の先生方からもたくさんご意見、ご質問をいただき、霰粒腫についてより深く学ぶことができました。

※当院では、霰粒腫の温存療法だけでなく、ステロイド注射、切除術も行っております。

※霰粒腫と似たようにまぶたが腫れる、いわゆる「ものもらい」の麦粒腫(ばくりゅうしゅ)は、まぶたの縁にあるあぶらの腺に細菌が感染しておこります。麦粒腫の主な治療は抗生剤です。重症の場合は切開です。


野田実香先生をかこんで、LIME研究会の先生方と。

左から森重直行先生(大島眼科病院)、白川理香先生(東京大)、有田玲子先生(伊藤医院)、野田実香先生(慶応大)、私、川島素子先生(羽根木の森アイクリニック、慶応大)、崎元暢先生(日本大)。

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