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  • 福岡詩麻

霰粒腫に対するマイボーム腺温存療法〜日本眼科学会総会発表

こんにちは。

大宮はまだ眼科西口分院

院長の福岡詩麻です。

今日は

日本眼科学会総会のために

大阪国際会議場に行ってきました。



私からは、

「霰粒腫に対する

マイボーム腺温存療法」

として

大宮はまだ眼科西口分院で

霰粒腫の切らない治療を

受けた方の

経過をまとめて

発表させていただきました。


私が参加したのは

眼腫瘍の手術がご専門の先生方が

多くご発表される

セッションだったので、

「切らない治療を求める人が

こんなに多いのかと

驚きました!」

というコメントもいただきました。




霰粒腫が

同時に何個もできたり

(多発霰粒腫)

繰り返しできてしまう

(再発霰粒腫)

患者さんは

かなり多いです。

今回の症例でも

ものもらいの既往があった方が

約60%、

当院に通院している間に

霰粒腫が再発したり

多発したりした方が

35%いらっしゃいました。

手術をしても

また別の場所に

霰粒腫ができてしまう

こともあります。

ですから、

できてしまった

霰粒腫の治療とともに

再発予防が

非常に大切だと考えています。

根気強く

ご自身で

まぶたをあたためる

(温罨法)

まぶたの縁を洗う

(リッドハイジーン)

ケアを続けていただくことが

おすすめです。

多発もしくは

再発霰粒腫でも、

切らない治療を行うことで、

50%の方が

2週間から8ヶ月で

霰粒腫がよくなり、

新しい霰粒腫の発症も

みられなくなりました。


マイボーム腺を温存する

切らない霰粒腫治療について

ひとりでも多くの

眼科の先生方に

お伝えすることで、

霰粒腫でお悩みの

患者さんの

治療と予防の

お役に立てればと思います。

 

※脂腺癌など悪性腫瘍が

疑われる場合は手術が必要です。

ご高齢の方では

特に注意が必要です。





会場となった

グランキューブ大阪

(大阪国際会議場)

12階の屋上庭園。


大阪での学会

現地参加は4年ぶりでした。






#目の病気について



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