こんにちは。
大宮はまだ眼科西口分院
院長の福岡詩麻です。
最近、まぶたのヘルペスの
患者さんがよく受診されます。
ヘルペスといえば、
口唇ヘルペスを思い浮かべる方が
多いと思いますが、
まぶたにも炎症を
おこすことがあります。
病名は、
眼瞼ヘルペス
もしくは、
ヘルペス性眼瞼炎(がんけんえん)
です。
まぶたが腫れて、
ピリピリする方もいれば、
さほど痛みはないですが
かゆみがあるという方もいます。
水疱をともなう皮疹
(へこみのある
赤くてもりあがったブツブツ)が
特徴的です。
発症初期で
皮疹が1〜2個しかないと
診断がむずかしいことがあります。
原因としては、
⚫︎単純ヘルペスウイルス
によるものと、
⚫︎水痘・帯状疱疹ウイルス
によるものがあります。
帯状疱疹が顔面、
とくに額からまぶた、鼻まで出ると、
眼球にも病気が出て
重症になることがありますので
注意が必要です。
まぶたのヘルペス
アトピー性皮膚炎の
患者さんでも
重症になったり、
繰り返すことがあります。
治療は、
ウイルスに効く
眼軟膏や飲み薬です。
帯状疱疹では
入院して点滴が必要になる
こともあります。
まぶたのヘルペスは
まぶただけでなく、
目の表面や目の奥にまで
病気が広がることも
ありますので、
まぶたの腫れや痛み、
ブツブツが気になる方は
眼科か皮膚科の
早めの受診をおすすめします。
Comments