流行性角結膜炎(はやり目)は、アデノウイルスの感染によっておこる結膜炎です。
感染力が非常に強く、片眼から反対の眼にうつります。はやり目の患者さんが目をさわった手でものをさわり、他の方がそれにさわって目をさわると、高い確率で感染します(接触感染)。感染すると5日~2週間程度の潜伏期間のあと、充血(目が赤い)、まぶたのはれ、メヤニ(目が開けられないほど)、涙目、目の痛み(ごろごろ)などの症状がでます。耳の前のリンパ節が腫れることがあります。炎症が強い場合は、まぶたの内側に膜ができたり、黒目(角膜)の表面に小さなにごりがでてみづらくなることがあります。
流行性角結膜炎と診断されたら、ご家族や周りの方にうつさないように、なるべく目にさわらないようにし、こまめに手を洗ってください。家族とタオルや洗面器を別にするなどの注意が必要です。
流行性角結膜炎は学校感染症に指定されており、感染力がなくなるまでは学校に出席できません。
充血やメヤニなどの症状がでたら、早めに眼科に受診していただくようおすすめいたします。
目が赤い、メヤニが出るなどの症状のある方は、受付でお申し出下さい。