こんにちは。
大宮はまだ眼科西口分院
院長の福岡詩麻です。
昨晩
「霰粒腫 私はこう治療する」
がテーマの
LIME研究会オンラインセミナーで
「切らない霰粒腫治療」
について
お話しさせていただきました。
私が
「切らない霰粒腫治療」を
積極的にはじめるようになったのは
2017年の
日本眼科学会にあわせて
開催された
LIME研究会
マイボーム腺講習会で、
野田実香先生
(野田実香まぶたのクリニック)
と
霰粒腫を切るvs. 切らない立場で
ディベートをさせて
いただいたことがきっかけです。
霰粒腫は
涙のあぶらを産生している
マイボーム腺ががつまってしまい
たまったあぶらに対する
炎症でできたしこり(肉芽腫)です。
霰粒腫ができたところの
マイボーム腺は
ダメージを受けて
霰粒腫が治っても復活しないと
考えられています。
できている
霰粒腫を治すとともに
新しい霰粒腫ができないように
再発予防をするのが大事です。
手術を受ける
受けないのどちらの選択をしても、
再発予防ために
温罨法(まぶたをあたためる)
眼瞼清拭(まぶたの縁を洗う)を
毎日の習慣にしていただくのが
おすすめです。
IPL治療も
霰粒腫の再発予防に
効果があります。
野田先生は
日々たくさんの霰粒腫の手術をされていますが、
術後の患者さん全員に、
LIME研究会のホームページと
まぶたのケアについての
プリントを渡してくださっているそうです!
いっしょに
ご講演いただいた
左柄英人先生
(福島県立医科大学 臨床教授
マルイ眼科 院長)
からは
霰粒腫治療だけでなく、
IPLによる
まぶたの炎症の治療などについて
お話がありました。
今回も80名ほどの先生が参加され、
たくさんのご質問や
活発な議論で盛り上がりました。
霰粒腫の
切らない治療、切る治療
いろいろな方法がありますが、
患者さんに
よくなってほしいという思いは
いっしょなのだなと感じた夜でした。
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