こんにちは。
大宮はまだ眼科西口分院
院長の福岡詩麻です。
「まぶたが開かないので、
あぶなくて運転できません。」
という70代の男性が受診されました。
診察してみたところ、
眼瞼けいれん
(眼瞼痙攣、がんけんけいれん)と
眼瞼下垂(がんけんかすい)を
合併している状態でした。
眼瞼けいれんは、
まぶたを閉じる働きをしている筋肉に
自分の意思と関係なく
チカラが入ってしまう病気です。
眼を開けたいのに開けられなくなり
まぶたが勝手に閉じてしまったり、
まばたきが増えたりします。
ボトックス注射により、
筋肉が収縮するチカラを弱めて、
症状をやわらげることができます。
眼瞼下垂症は、
上まぶたを開ける働きをしている筋肉が
弱くなって、
目を開けようとしている時にも、
上のまぶたがあがりづらく
下がってきてしまう病気です。
筋肉だけでなく、
まぶたの皮膚が余っていて
垂れ下がってくることもあります。
当院では、
炭酸ガスレーザーを用いた
眼瞼下垂症手術を行っています。
余分な皮膚を切除して、
のびている筋肉を縫い縮めます。
眼瞼けいれんに対するボトックス注射と
眼瞼下垂手術を行った症例
<70代男性>
「まぶたが開かないので、
あぶなくて運転できません。」
ということで、お困りでした。
まぶたを閉じる筋肉に
勝手にチカラが入ってしまい
まばたきがスムーズにできない
=眼瞼けいれん
まぶたが下がっていて、
まぶたの皮膚ものびている
=眼瞼下垂症
2つの状態が合併していました。
[治療前]
↓
まぶたを閉じる筋肉の
チカラをやわらげるために、
最初にボトックスの注射をしました。
[ボトックス治療1回目 3週間後]
↓
さらに
目が開くようになりたいとのことで、
手術を希望されました。
2回目のボトックス注射をした上で、
眼瞼下垂症の手術を行いました。
[ボトックス治療2回目3週間後
眼瞼下垂手術当日]
[眼瞼下垂手術1ヶ月半後]
[眼瞼下垂手術3ヶ月後]
術後、見づらさはなくなったとのことで、
術後8ヶ月時点まで、
追加のボトックス注射は行っていません。
※眼瞼下垂手術は、
眼瞼けいれんの治療ではありません。
眼瞼下垂症と眼瞼けいれんを
合併している方では、
病状によっては、
眼瞼下垂手術後も
定期的なボトックス注射が
必要なこともありえます。
ボトックス注射もしくは眼瞼下垂手術の
片方のみで症状が改善する方もあります。
大宮はまだ眼科西口分院では、
ボトックス治療と眼瞼下垂症の手術は
福岡(院長)が担当しております。
まぶたが開きづらい方、
眼瞼けいれんもしくは
眼瞼下垂症かなと思われる方、
手術をご希望の方は、
ご相談ください。
⇒福岡院長の外来日は、
担当医カレンダーをご覧ください。
※ボトックス注射、眼瞼下垂症手術は
保険適用です。
美容目的ではありません。
※ボトックス注射、眼瞼下垂症手術は
どちらも予約制です。
初診日当日のボトックス注射
・手術はできません。
あわせてご覧ください
⇒大宮はまだ眼科西口分院
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