2017年10月13日に、東京で日本臨床眼科学会が開催されました。LIME研究会(Lid and Meibomian Gland Working Group)会の先生方と一緒に、インストラクションコース 「はじめてのマイボーム腺機能不全 ~ベーシックからホッとトピックスまで~」で講演をさせていただきました。LIME研究会は、なみだのあぶらをつくっているマイボーム腺に関係する病気と治療について研究している会です。
LIME研究会の先生方と。左から崎元暢先生(日本大学)、白川理香先生(東京大学)、
川島素子先生(慶応大学)、有田玲子先生(伊藤医院)、福岡、高静花先生(大阪大学)
森重直行先生(大島眼科病院)、鈴木崇先生(いしずち眼科)
今年のインストラクションコースは、研修医、眼科専門医を目指している先生方、コメディカルの方々を対象に、マイボーム腺機能不全の診断に必要な基礎的な知識の確認から、従来の治療法、世界最先端の診断・治療について解説するものでした。私からは、ホットトピックスとして、涙のあぶらの厚みを測定できるLipiViewとあぶらの状態を判定することができるDR-1αという二つの最新の眼科機器についてご紹介させていただきました。これらの機器を使用することで、温罨法(まぶたをあたためる)やジクアホソル(ジクアス®)点眼液で、涙のあぶらが増えていることがわかります。
東京国際フォーラムの広い会場で、たくさんの先生方がご興味を持って熱心にお話を聞いてくださいました。私も他の先生方のインストラクションコースやご講演を聴いて、明日からの診療に生かせることをたくさん勉強できました。
※当院には、マイボグラフィーはありますが、LipiView・DR-1αはございません。
いつもご指導いただいている東京大学のドライアイ外来の先生方と。
右から白川理香先生(東京大学)、有田玲子先生(伊藤医院)、福岡