こんにちは。
大宮はまだ眼科西口分院
院長の福岡詩麻です。
日本臨床眼科学会の最終日、
モーニングセミナーで
講演させていただきました。
![](https://static.wixstatic.com/media/c07c0e_c72d3f82427449a38ba7492c968dc6b6~mv2.jpg/v1/fill/w_760,h_760,al_c,q_85,enc_auto/c07c0e_c72d3f82427449a38ba7492c968dc6b6~mv2.jpg)
私からはのお話は、
マイボーム腺機能不全と
霰粒腫に対しての
アクアセル(AQUA CEL)という医療機器を用いた
IPL (Intense Pulsed Light)治療
についてでした。
マイボーム腺は
まぶたの中にあって
涙のあぶらを分泌することで
涙の蒸発をふせいでいます。
マイボーム腺機能不全は、
涙のあぶらが足りないタイプの
ドライアイの原因で
ドライアイ全体の86%に
関係しています。
霰粒腫は
マイボーム腺がつまって
あぶらがたまって
しこり(肉芽腫)になったもので、
最近では
局所的な
(まぶた全体ではなく一部分の)
マイボーム腺機能不全とも
考えられています。
IPL治療は
光をあててることで、
まぶたを温めて
まぶたのあぶらを溶かす
炎症をおさえるなどの
効果が報告されています。
マイボーム腺機能不全や
霰粒腫の切らない治療について、
今年
LIME研究会から
発表したばかりの論文もまじえて
ご紹介させていただきました。
もうすぐ(2023年2月号)
日本眼科学会誌で発表予定の
日本初の
「マイボーム腺機能不全診療ガイドライン」
でもIPL治療が掲載されています。
![](https://static.wixstatic.com/media/c07c0e_79d8ae981d1a4ced8d57eca2cade97cc~mv2.jpg/v1/fill/w_760,h_759,al_c,q_85,enc_auto/c07c0e_79d8ae981d1a4ced8d57eca2cade97cc~mv2.jpg)
今回いっしょに
講演させていただいた
野田実香先生からは
ドライアイの一通りの検査や
写真撮影が可能な
idra(アイドラ)という医療機器が
まぶたの手術を専門とする
ドクターにとっても
いかに便利かというお話、
有田玲子先生からは
国際的なガイドラインでも
推奨されている
ドライアイ治療が
日本で
新たに2つも可能になります
という発表があり、
座長の
金沢大学眼科
小林顕先生も
驚いていらっしゃいました。
![](https://static.wixstatic.com/media/c07c0e_0bae50ab1dd34aedba42e279206156cc~mv2.jpg/v1/fill/w_760,h_759,al_c,q_85,enc_auto/c07c0e_0bae50ab1dd34aedba42e279206156cc~mv2.jpg)
朝7時半からの
セミナーでしたが
たくさんの先生方に
ご参加いただきました。
11月1日から
オンデマンド配信予定です。
日本中の
マイボーム腺機能不全や
ドライアイ
霰粒腫で
おこまりの患者さんの診療の
お役にたてれば幸いです。
![](https://static.wixstatic.com/media/c07c0e_5b0dc8f635374824b5fb63b3d60a1e7a~mv2.jpg/v1/fill/w_542,h_760,al_c,q_85,enc_auto/c07c0e_5b0dc8f635374824b5fb63b3d60a1e7a~mv2.jpg)
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