こんにちは
大宮はまだ眼科西口分院の
福岡詩麻です。
2020年9月15日に、 LIME研究会オンラインセミナー 切らない霰粒腫治療
-大切なマイボーム腺を守るために-
で、
“温罨法とケナコルト注射で守るマイボーム腺” についてお話させていただきました。
霰粒腫(さんりゅうしゅ)は、
マイボーム腺というまぶたにある
あぶらの腺がつまってできるしこり(肉芽)です。
以前の霰粒腫の切らない治療の講演の記事
今回は
慶應大学病院の野田実香先生が 「切る立場」から、
伊藤医院の有田玲子先生と 私、福岡が
「切らない立場」からということで、
LIME研究会に参加されている
眼科の先生方むけの1時間の講演会でした。
↑ 最後までセミナーに ご参加くださった先生方と。 上段右側 有田玲子先生(伊藤医院、LIME研究会代表)
上段中央 野田実香先生(慶應大学病院)
中段左側 福岡
セミナーの内容は、
私から、
●まぶたをあたためる温罨法
●まぶたの縁をきれいにするリッドハイジーン
●ステロイド注射
●点眼・軟膏
有田先生からは、
●マイボグラフィーを使用した霰粒腫の診断や マイボーム腺の形の変化
●IPLによる霰粒腫の最新の治療
野田先生からは、
●子どもの霰粒腫で手術したほうがよいもの
●子どもの霰粒腫で手術を待ってもよいもの
●子どもの霰粒腫の手術方法
でした。
それぞれの立場から
LIME研究会の有田先生と私は 「マイボーム腺を守る」、
野田先生は
「皮膚を守る」
ことを強調していましたが、
当然、マイボーム腺も皮膚も どちらも大切なのです。
霰粒腫を切らないで治す立場で お話している私も 霰粒腫の手術をしていますし、
切る立場でお話くださった
野田先生も 切らないで様子をみるということもされています。
野田先生のお話をうかがって、
安心、安全に
切らない霰粒腫の治療をするためには、
切るべきタイミングを
見極められなければならないなと
あらためて思いました。
霰粒腫の切る治療について、
とくにお子さんの霰粒腫について くわしく知りたい方は、
野田実香先生のホームページをご覧ください。
霰粒腫の切らない治療について
自宅でできるマイボーム腺のケア
~マイボケア~
についてくわしく知りたい方は、
LIME研究会のホームページをご覧ください。
講演がおわったあと、
全国の先生方から たくさんのコメントや質問をいただき、
予想をこえて1時間もの ディスカッションが行われました!
今回も、
患者さんのために、
霰粒腫について
もっと知りたい!治したい!という
先生方の熱意が伝わってくるセミナーでした。
当院での霰粒腫の切らない治療を
ご希望の方は、
予約はいりません。
受診して、ご相談ください。
ステロイド注射ご希望の方は、
福岡(院長)の外来日に受診して下さい。
手術ご希望の方は、
福岡もしくは濱田理事長の外来日に
受診してください。
一度診察してから、
別日に手術の予約をさせていただきます。
お子さんに対する
ステロイド注射や手術は
当院では行っておりません。
手術が必要な場合は、
ご紹介させていただきます。
霰粒腫のこれまでの記事も
あわせてご覧ください。
<霰粒腫の人気記事>
霰粒腫、大きく切るか、温存するか
<医療従事者向け>
霰粒腫について、
LIME研究会のホームページ に
詳しく書きました。
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